青空の下、多摩川の河川敷は前日に降った雪で真っ白。まずは睦橋上流の土手から観察です。
今朝は水面にサギやカモ類の姿がありませんが、雪の積もった枯野にはホオジロ、カシラダカ、カワラヒワなどの小鳥が集まり、草にとまってその種を食べています。地面が雪に覆われると、餌不足になるようなことはないのでしょうか。
河畔林のニセアカシアにはノスリがとまり、じっと下を見つめています。冬、この辺りでは大抵ノスリが見られます。河川敷には主食のネズミもたくさん棲んでいるのでしょう。
橋を渡って右岸へ。
ふかふかの雪を踏みながら下流へ歩きます。広いオギ原は、ツグミ、カシラダカ、アオジなどがたくさん見られるところですが、何故かこの冬はまばらです。
一方、コハクチョウやヒシクイなど、多摩川ではめったに見ることのできない野鳥が観察されているのは、大雪に見舞われているいつもの越冬地では餌がとれないためではないでしょうか。
同じフィールドで観察を続け、記録を積み重ねていくことによって、夏鳥や冬鳥など季節による違いだけでなく、長い年月の中での変化もわかり、それは自然環境全体を考えることにつながるのです。
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また、今回は目と耳での観察に加えて、鳥類標識調査(バンディング)についても盛り込みました。
鳥類標識調査とは、「1羽1羽の鳥が区別できる記号や数字がついた標識(足環)を鳥につけて放し、その後の回収(標識のついた鳥を見つけ、その番号を確認すること)によって鳥の移動や寿命について正確な知識を得る」(環境省・山階鳥類研究所資料より)という調査方法で、世界各国がお互いに連絡を取り合って行っています。
日本では環境省が山階鳥類研究所に委託して実施しており、実際の調査は、鳥類の識別について十分な知識を持ち、鳥を安全に捕獲して放鳥する技術を身につけた鳥類標識調査員(バンダー)が担っています。自然環境アカデミーにも数名おり、河川生態学術研究会の研究の一環として多摩川の永田地区で調査を行っているほか、奥多摩や富士山などでも定期的に調査を行っています。
今日は実際に調査のようすを見ていただく予定でしたが、積雪などでコンディションが良くなかったので調査は見合わせ、調査用具や多摩川での調査でわかったことなどを紹介して、意見交換を行いました。
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参加された皆さんの声 |
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多摩川の川原には数多くの野鳥がいることがわかった。また実物を観察して、それぞれの特徴もわかった。 |
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雪が降った後の観察会は、いろいろなものが観察できて楽しい。 |
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降雪後の観察会だったが、予想以上に多くの種類の鳥が観察できて良かった。 |
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標識調査に使う足環の実物をはじめて見た。 |
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標識調査によって足環をつけられたアオジが8年経って再確認されたとはすごい。 |
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福生南公園が自然保護運動発祥の地であることを知った。 |
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グロージャーの法則は、ヒヨドリの他多くの動物にあてはまるのだろうか。 |
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普段聞けない話を聞くことができて楽しかった。 |
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身近な野鳥の観察に興味がわいてきた。 |
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ノスリの飛翔がきれいだった。 |
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アオサギが大きくてきれいだった。 |
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