調布橋の上流の新緑は見事であった。上流に見とれていたら、下流の景色が気に掛かり、下流を覗いたら、釣り人の群れが飛び込んできた。今年は下流を紹介する。 青梅市に架かる調布橋である。橋の北詰に調布橋のいわれが記してあった。それによれば、この一帯は昔織物がたいそう盛んであり、明治22年の市町村制で上長淵、下長淵、友田、河辺、千ヶ瀬、駒木野の六ヶ村が調布村に移行したという。当時の人々は、この橋の下流にあった「千ヶ瀬の渡し」で多摩川を往来し、五日市と青梅を結ぶ道として利用していたという。しかし、水かさが増す舟が止まることから、大正11年、調布村の有志が力を合わせ、吊り橋を架けたのが調布橋の始まりという。 JR青梅駅から調布橋方面に向かうと、約30分でこの橋に着く。ぶらぶら、ふらふら歩く散策も時にはよい。歴史と文化溢れる青梅の町を歩く際は、この橋によって欲しい。 |