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多摩川歴史さんぽ−旧秋川地区

8.渕上の石積井戸

■渕上の石積井戸

渕上の石積井戸

出典:秋川市ふるさとの道

渕上の石積井戸

地表から漏斗状に掘り下げられた「まいまいず井戸」で、大きさは長径7.5m、短径5.5m、深さは3.2mで、おそらく中〜近世期に掘られた井戸と考えられています。北東と南西よりらせん状左回りの小径を降りると、底の水汲み場まで辿りつきます。

(参考文献・『秋川市ふるさとの道』)

おかめ井戸の伝承

雨間の北には、その昔「おかめ井戸」という泉がありました。、酒がわき出る不思議な泉で、近くの田を耕す律儀な農民だけがその秘密を知っていたといいます。その農民の妻おかめは、夫が野良仕事から毎日酔って帰ってくるのを不審に思っていました。ある日、夫の後をつけ泉を発見します。ところが、おかめが呑んでみても、それはただの水であったため、おかめは腹を立て泉に小便をしたといいます。それ以来、泉にはただの水しか湧かなくなってしまったといいいます。

(参考文献・『秋川市史・附編』『秋川昔物語』)

井戸職人について

かつてのあきる野市には井戸を掘る職人がいました。「掘り手」と「口取り」の二人一組。口取りとは掘った土を地上で外に出す役目です。井戸掘りの日は吉日が選ばれ、掘る場所はウカガイに占ってもらって決定されました。

まず、三本の丸太で櫓を組み、鉄の滑車と太めの麻縄、笊を結びつけ土の搬出装置をつくると、塩・オサンゴ・酒を供えて土地の神に祈願します。井戸掘りは短いスコップを用いて自分の体を中心に廻るように小さめの穴を掘り進んでいく。地下水を含む層に近づくと土砂が湿りはじめ、水口の良し悪しをみるため指で土砂上を線を引き、良い水脈であれば指跡を埋めるように水脈が湧きだしたといいます。水が溜まると湧き具合を家主に確認してもらい、良しとなれば底の四方を石で囲って仕事を完了です。

(参考文献・『秋川市史・附編』)

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