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多摩川歴史さんぽ−羽村地区

7.根搦の水田地帯

■現在の根搦前水田

現在の根搦前水田

写真提供:羽村市

根搦前水田

慶長7年(1602)の検地帳によれば、当時の羽村は多摩川に沿った段丘下の小作から東ケ谷戸までの間に約140戸の住居があり、水田は根搦前に少しある程度でした。70年後の寛文7、8年の検地帳によると、羽村の田畑の総面積約292haのうち水田は約6haで全て根搦前にありました。羽村には水田に適した土地がほとんどなく、人々の努力によって多摩川の河川敷の土地「根搦前」が水田地として開発が行われてきました。

下流の川崎村でも、かつて河川敷を開発したと考えられる約12アールの水田が存在した記録がありますが、明和3年(1766)までの洪水によって流失したと考えられ、その後何回かの再開発も行われましたが、明治40年の洪水でまた流され、以降は開発されなくなったといいます。

現在、根搦前水田は関東最大級のチューリップ畑となっています。約23,000平方メートルの畑で約360,000の球根が栽培されています。

昭和63年から、現在の「羽村市花と緑の事業団」によってチューリップの植栽管理を水田所有の農家に協力を依頼し、6〜10月の稲作で水田を使用した後の休耕田を11〜5月にチューリップ栽培を行い、水田を有効利用しようと始まりました。当初は球根を増やすことが目的でしたが、年々口コミ等で来訪者が増え、平成5年に広く宣伝を行ったところ一躍有名となりました。開花時期の4月中は一面に咲き誇るチューリップを鑑賞することができます。

雨乞街道

根搦み前水田の東側の坂道を登った辺りは、雨乞街道と呼ばれ、真夏の日照りが続くと、田ノ上地区の人達は裸でこの街道を通り抜け、丸山下にある渕へ行き、木製の龍頭を沈めて雨乞いをしたといわれています。

(参考文献・『はむらの歴史』、『羽村市HP』)

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