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流域全体の概要


日本列島と多摩川 関東地方と多摩川 多摩川流域の地形と地質
多摩川流域の水系 多摩川の縦断勾配 多摩川流域の気候と降雨量
多摩川の流量 多摩川の水質 多摩川流域の土地利用
多摩川流域の自治体と人口    

多摩川流域の土地利用

多摩川流域の土地利用は、江戸から東京へさらに、大東京都市圏へと発展した都市化の影響を受け大きく変化し、現在も変貌しつつあります。

流域の土地利用の変化を見ると、明治時代後期の市街地面積は流域の約4.3%にしか過ぎませんが、昭和47年(1972)頃には流域の約1/4(25.2%)にも達しています。この市街地の増加傾向は現在でも続いています。

流域の市街地化の動向を年代別に見ると、大正後期から昭和初期にかけて、下流部に市街地が広がり始め、京浜工業地帯の連続的な市街地の発達が見られます。昭和30年頃は、下流部と武蔵野台地の市街地化が著しくなります。また、昭和47年頃には下流部と武蔵野台地はほぼ完全に市街地となり、さらに多摩川を越えて、多摩ニュータウンなどの造成による多摩丘陵の市街地が拡大しています。

このように、流域の土地利用は都心を中心に、下流から徐々に中流部の台地・丘陵へと同心円的に拡大してきました。

一方、流域全体で見ると上流の水源地帯を中心に約67%の樹林が懸命に維持されてきています。

都市的な土地利用の進展に伴ない、雨水の河川への急激な流出と河川改修などのよる水害対策、水需要の増大に対する水道の拡充さらに、下水道の充実など都市的生活・産業を支えるための都市的な基盤施設整備が進められました。このため、一方では、雨水の地下浸透量の減少、流域から河川への急速な流出、水道・下水道による水利の増大など人為的な影響により、流域全体の水循環の様子も大きく変化してきました。


流域土地利用構成比の変遷              (「多摩川誌」土地利用変遷図より図上で計測)

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明治後期
明治後期の図
大正後期
大正後期の図
昭和30年頃
昭和30年頃の図
昭和47年頃
昭和47年頃の図

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