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(小河内ダム建設と水利紛争)

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著 編 者

発 行 所

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東京都の上水道問題の現状と将来計画

扇田彦一

土木学会誌50-9

1965

 1960年代に入って,東京都水道は水不足のために多摩川を水源とする系統の給水状況が悪化し,1964年(昭和39)夏には自衛隊も応援給水に出動するといった空前の窮状に追いこまれた.かかる事態は水需要の急増と拡張計画のおくれ,更に渇水に遭遇したため小河内ダム系統の計画を上回る酷使のしわよせに起因するものとして,東京都水道の現状を論じ,再度このような事態を繰り返さないための当面の応急対策と,1970年(昭和45)までの拡張計画について説明している.(進藤忠夫)

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著 編 者

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小河内ダム

東京都水道局 編

水道局発行

1960

 多摩川上流にある東京都水道の小河内ダムの建設の記録.本書は戦後の工事再開(1948年昭和23)以後の記録であって,ダム建設工事に携わった職員がそれぞれ執筆を担当し,設計に際しての考え方や工事の経過について事実に忠実に記述した工事報告書である.678べージの本文と,108葉の図集を収めた別巻よりなる大著で,技術的価値は高い.(進藤忠夫)

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小河内村報告書−湖底のふるさと−

小河内村役場

 

1941

 奥多摩溪谷にダムをつくって水道用の一大貯水池を築造するという東京市の計画のため,ほぼ全村が水没の憂き目に遇うことになった東京府西多摩郡小河内村の,1931年(昭和6)夏のダムの計画発表以来,1938年(昭和13)の問題解決を見るまでの間の生々しい苦闘史.東京市当局に対する小河内村民の奮闘の記録である.(進藤忠夫)

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水到渠成−東京の水源多摩川と共に60年−

小野基樹

新公論社

1973

 著者は,1912年(明治45)4月に東京市技師として水道局に奉職,1943年(昭和18)6月に東京市制最後の水道局長として勇退するまでの31年間にわたり,東京市水道局にあって,東京都の水道の今日ある重要な路線を確立させ,特に小河内ダムの生みの親として知られた人.本書は60年余にわたる著者と水との交わりの中で,水関係専門雑誌その他に発表された論文や随想などを集成したものである.(進藤忠夫)

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小河内ダムエ事報告

佐藤志郎

土木学会誌43-12

1958

 多摩川上流に1957年(昭和32)11月に完成した小河内ダムの,計画の端緒から調査設計,施工,工事費に至るまで工事全般にわたり,それらの要点を述べたものである.本論文は,「各面にわたって慎重な調査研究を行い,先駆的工法を導入し,困難を打開克服して大ダムを完成し,その後のハイダム築造の開拓者となった功績はきわめて大きい」として,土木学会から昭和33年度土木学会賞が授与されたものである.(進藤忠夫)

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東京の水道

佐藤志郎

都政通信社

1960

 江戸時代のむかしの水道から第二水道拡張事業まで,東京水道の歴史を物語り風に折々の裏話や話題などを取りまぜて編集されたものである.この本が発行された4年後,東京都心にようやく利根川系の水が給水されるようになるが,それまでの長い間多摩川の水をたよりに年々増大する水需要にいかに対措してきたが,その過程の一端を知る事ができる.いずれの都市においても水道の歴史は,拡張の歴史であり,そして技術革新の歴史でもあったが,東京のそれは,歴史の古さ,規模の大きさ等からみて興味ある一例とみることができよう.(神藤隆夫)

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川崎水道史

川崎市水道局

川崎市水道局

1966

 1921年(大正10)3,320m3/日で給水が開始された川崎市水道は45年後の1966年(昭和41)には上工水あわせて100万m3/日の給水を開始するまで発展した.特に1937年(昭和12)に給水が開始された工業用水は我国最初の公営工業用水道でもあり,この本は市勢の発展とともに多難なあゆみを続けてきた上工水事業の歴史を記録したものである.(神藤隆夫)

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東京都第二水道拡張事業誌 前編

東京都水道局

東京都水道局

1960

 小河内ダムならびに東村山浄水場の建設を柱とする東京都第二水道拡張事業は1932年(昭和7)東京市議会の議決を経たが,多摩川下流の水利権問題,第二次大戦による中断等のため大きく遅れ,その完成は,1963年(昭和38)となった.この事業誌は戦争による中断までの記録であり,小河内貯水池工事の受難時代ともいうべき創成の苦心について当時の責任者であった小野基樹が主に執筆にあたったものである.この本の中には多摩川の水文統計,地震に関する調査,水利上の係争問題,小河内貯水池技術委員会,各種の補償問題等がもり込まれ,別途刊行されている技術編「小河内ダム」(東京都水道局)と双壁をなすものである.(神藤隆夫)

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水利の開発と調整

新沢嘉芽統 ほか4名

時潮社

1980

 あらたに河川用水を開発しようとすれば,多くの場合既得水利権者との間で発生する競合問題を解決しなければならないことになる.那珂川,荒川,多摩川,相模川,酒匂川の各河川について,その開発とそれに伴う紛争,調整に関し,歴史的観点をふまえて論じたものであり,都市用水と農業用水の関係,慣行水利権,補償問題等にも考察が行われている.
 執筆は新沢嘉芽統,岡本雅美,佐藤俊朗,志村博康,華山謙の各氏があたっている.(神藤隆夫)

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発行年

多摩の百年(上,下)

朝日新聞社東京本社社会部

朝日新聞社

1976

明冶以来100年,多摩の民衆は京浜諸都市の近代化,しいては国家の近代化の大きな波にもまれながらどのように生きてきたのであろうか.この本はこの100年の歴史をどうとらえ,どう解釈すべきかという問題意識のもとに新聞記者が現地取材をとおしてつづった多摩100年の歴史である.小河内ダム建設と地元住民とのかかわりあいについては「追われる民」の章で語られている.副題として上巻には「悲劇の群像」,下巻には「絹の道」がそれぞれつけられている.(神藤隆夫)

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