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(地質)

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発行年

関東山地東南部の地質学的研究(附地質図)

藤本治義

地質学雑誌39−466

1932

 関東山地東南部の多摩川・秋川流域を,化石と岩石の種類から11地帯に区別し,各地帯について断層・岩石・地質構造について記述後,その中の5つの古生層帯について,石灰岩から産出する化石とその層位について考察し,更に,中生層と古生層とが断層によって境されて,交互に帯状配列する地質構造について考察した.当地域の雷電山−三峰線と御前山断層を,それぞれ佐川盆地の黒岩衝上断層と仏像−絲川線に比較し,二つの構造線に挟まれる地帯に類似の地質構造の発達することを重視している.(壽圓晋吾)

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多摩丘陵の地質

徳永重元 他2名

資源科学研究所彙報14

1949

 帷子川[かたびらがわ]以北の多摩丘陵の地質について,三浦層群を岩相で11層に区分した層序,それと有孔虫化石群集で5つにわけた地史的区分との関係,成田層群の層序の順に詳述し,更に地質構造,地形面,含油の可能性について考察した.丘陵西半部で南東に傾く単斜構造をなす三浦層群が,東半部ではその南部に発達するドーム状背斜構造のため,全体として北東に開く浅い向斜構造をなすこと,その地域には成田層群の山下町層が南東方向から,屏風ヶ浦層が南西方向から三浦層群を切って溺れ谷を埋めた形で入り込んでいること,下末吉台地に発達する下末吉層が,丘陵北縁の日吉町や千年では,東から入りこんだ溺れ谷を埋めた形で分布することなどを明らかにしている.(壽圓普吾)

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関東盆地西縁の第四紀地史(1)多摩丘陵の地形発達,U狭山,加住丘陵の地形と地質

羽鳥謙三 他1名

地質学雑誌64-751,    64-752

1958

 多摩丘陵において,丘陵面の西半部を占めるT1,面は,御殿峠礫層の堆積面及び多摩ローム層に被覆された侵食小起伏面,東半部を占めるT2面はオシ沼砂礫層と多摩ローム層の堆積面東端部の下末吉台地面であるS面は,下末吉層と下末吉ローム層の堆積面とし,地形面の性格と形成時期を明らかにした.狭山,加住丘陵において地質層序を述べ,多摩ローム層の発達から丘陵面をT1面とT2面に区分した.また加住丘陵の東に続く日野台地面を下末吉ローム層最上部の発達からS面とした.以上諸丘陵の谷中にはT2面やS面が谷系にそう河岸段丘面として分布することを注意した.かくて関東盆地西縁の地形発達を山麓平坦面,T1面,T2面,S面の各形成期にわけて述べ,諸丘陵・諸台地の配置は第四紀の海進・海退によって形成されたものと説明した.(壽圓晋吾)

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多摩川流域における武蔵野台地南部の地質(1)(2)

壽圓晋吾

 地学雑誌75-4,75-5

1966

 武蔵野台地南部には,ほぼ世田谷区大蔵町を境にして,西方には三浦層群が,東方には東京層がそれぞれ基盤をなして発達する.三浦層群は西から東へ上位の地層が順に重なる単斜構造をなしつつ発達しているが,東端部では向斜構造をなしている.基盤の上には武蔵野・立川・青柳・拝島などの各段丘礫層が重なるが,西端部では三浦層群の上に青梅砂礫層が不整合に重なり,その上に立川段丘の磯層が重なっている.府中の浅間山では三浦層群の上に不整合に重なる御殿峠礫層がみられる.東京層はほぼ水平な地層で,喜多見町・上野毛町・等々力渓谷などでは,三浦層群を開析した谷の埋積層として発達している.多摩川にそう台地南縁の地質断面を図示し,各地層の層序について説明し,地質構造の発達や気候変化について考察している.(壽圓晋吾)

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小仏層群の層序学的ならびに堆積学的研究

牧野泰彦

 地質学雑誌79-4

1973

 小仏層群は主に砂岩頁岩互層と砂岩からなるが,堆積物は上位に向かうほど,また東部になるうほど粗粒になる.地質構造は基本的には北東に急斜する単斜構造であるが,波長数mから数100mの褶曲構造が発達する.岩相や地質構造から四万十帯に属し,白亜系と堆定される.小仏層群の主な供給源は堆積岩の特徴,堆積構造,岩相の変化などからみて,北側の秩父系と考える.下部層は互層を形成するような海底斜面で密度流によって堆積し,その後,堆積盆地は浅海化し,後背地が上昇して粗粒堆積物を堆積した.(壽圓晋吾)

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関東山地南東部多摩川流域の中・古生層の層序

小沢智生

九州大学理学部研究報告,地質学12-2

1975

 東京都青梅市西方の多摩川流域とその北方の埼玉県入間郡にかけての地域に分布する,古生層と中生層を詳細に調査し,8層に区別した各層の分布・岩相・層序・産出化石について記述し,次いでコノドント化石とフズリナ化石によって,地層の時代決定や国際対比について論述し,更に当地域の地質構造について考察し,それは基本的に四国や九州の秩父帯に類似しているが,フォッサマグナの形成と関連すると考えられる,北々西−南々東の断層系によって修飾された,関東山地特有の構造をもつことを注意した.(壽圓晋吾)

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小河内地方の地質について

藤本治義・鈴木道夫

東京都教育委員会

1957

 この報告は,東京都教育委員会が昭和30年度(1955)に実施した.小河内文化財総合調査報告の一部である.
 内容は,旧小河内村を中心として,多摩川の本流沿いには山梨県の丹波まで,下流へは奥多摩町氷川付近までの地質と,秋川の上流地域の地質とを含んでいる.(要旨)小河内地方には,主として中生代ジュラ紀の小河内層群が分布している.小河内層群は,下部南西側から上部北東側ヘ船久保層(厚さ1900m)・倉掛層(厚さ1300m)・小袖層(厚さ2300m)・中山層(厚さ1600m)が整合に重なっていて,各層に鳥ノ巣石灰岩を狭み,ほぼ北西−南東の方向に分布している.〔小河内文化財総合調査報告〕(鈴木道夫)

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発行年

奥多摩・秋川流域の地形・地質と文化財(天然記念物)

藤本治義・鈴木道夫

東京都教育委員会

1968

 この報告は,昭和40年度(1965)と41年度(1966)に実施した,東京都文化財総合調査報告の一部である. 主として多摩川本流に沿う,奥多摩町氷川から下流へ青梅市に至る間の,多摩川流域の地質について報告している.この間の地質は秩父系と三畳系・ジュラ系とから成り,これらの中古生界は,北西−南東に延びる数条の断層によって断たれて帯状に分布している.(西多摩文化財総合調査報告書)(鈴木道夫)

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発行年

東京下町低地地域の地形・地質

藤本治義 他

東京都教育委員会

1971

 この報告は,昭和42(1967)〜昭和44(1969)年度に実施した,東京都文化財総合報告の一部である.
 下町地域は,主として有楽町層(沖積層)から成り,その下位にある洪積世の埋没段丘礫層及び東京層を不整合に覆っている.有楽町層は,下町累層ともよばれているが,下部層と上部層とに分けられ,下部層は更に,下部の丸ノ内礫層と,上部の下部有楽町層とに分けられる.貝化石リストが付けられている.(鈴木道夫)

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著 編 者

発 行 所

発行年

東京の地質をめぐって

大森昌衛 編 著

築地書館

1977

 本書は,一般向けの地質ガイドブックである.伊豆諸島をも含む東京都全域から,一般の人が見学しやすい地点を選んで,その地質と化石について分かりやすく解説してある.多摩川流域に関しては特に記述が多い.その一部を挙げれば,等々力渓谷・国立付近・多摩丘陵・狭山丘陵・五日市町付近・奥多摩湖付近・高尾山・日原錘乳洞等の見学案内がある.(鈴木道夫)

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