| 前のページに戻る | 次のページを見る | 目次に戻る | 表紙に戻る |
川乗山を中心として,天目山方面にまで分布している古生層である.主として,砂岩と粘板岩とからなり,石灰岩・チャート・輝緑凝灰岩を挟んでいる.石灰岩とチャートには特に厚いものが数層あって,前者は倉沢鍾乳洞などを形成している.川乗谷には厚いチャートが6層以上あり,百尋(ヒロ)滝はこれらのチャートの1つにかかるものである.一般走向は,北40°〜60°西,傾斜は60°〜90°で南西または北東に傾き,地層は褶曲している.
本層の化石は,倉沢鐘乳洞と川乗山の山頂付近の石灰岩から,鈴木道夫が海百合の小型のものを得たほかは報告がない.