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(1) 補植
補植は新植後,普通2カ年ぐらい実施する.本地域における新植後の苗木の枯損率は一般に15〜20%程度であるから,補植本数は1ha当たり700〜800本程度になる.補植用の苗木は新植時よりも大苗を使用し,スギ・ヒノキの他,耐陰性が強く成長の早いサワラを用いることも多い.
(2) 下刈り
実行標準は表8.3.26のようで,植付け後4〜5年間は年2回(6〜8月)行い,7〜8年間は年1回行う.しかし,近年,林業労務者の減少から実施回数も減少の傾向にある.したがって,林地除草剤の使用も増加しつつある.なお,つる(蔓)切りや除伐は,新植後10〜15年の間に随時実施している.
(3) 木起し
青梅林業地域は積雪地域ではないが,20年生以下の幼齢樹が風・雨・雪によって倒伏することがあるので,随時木起しを行う.雪害は3月下旬〜4月上旬ごろの水分を多く含んだ降雪による場合が最く多く被害を受ける.また,台風による倒伏・折損等の被害も多い.木起しの作業は従来,人力のみで行っていたが,最近は五年生未満程度のものは,携帯用の木起し機を使用している.
(4) 枝打ち
短伐期で,価値の高い長幹無節の良材を生産するため,植栽後7〜8年ぐらいで「根払い」と呼ぶ小払いを行う.そして,第1回の枝打ちは12年生〜13年生ごろに行い,第2回は20年生前後に実施する.枝打ちの行程は,第1回に1人1日200〜250本,第2回には70〜100本程度である.最近は林業労務者の不足や足場丸太の需要の減少等により,枝打ちの回数も少なくなり,「根払い」をやらず,伐期までに2回程度の枝打ちを行うのが一般的である.
(5) 間伐
青梅林業地域は,従来,足場丸太・小角材の生産を主体としていたため,間伐らしい間伐はほとんど行われず,除伐する程度で伐期までそのままにしておくことが多かった.また,小規模な林業経営者が多いので,長大材を生産する時期までその林分を維持することが経済的に困難であることも,間伐が行われなかった理由であろう.しかし,近年,林道の整備や索道の施設等,材木の搬出が容易になってきたことや,労務者の年間雇用による労務確保等の配慮から,大規模経営者の中には,冬季作業として間伐を行う者が増えつつある.